sue-chanの情報処理技術者試験受験記録

現在チャレンジしている情報処理技術者試験について書いていこうかと思います

【令和2年10月】プロジェクトマネージャ試験 合格発表

去る10月18日(日)に受験したプロジェクトマネージャ試験の発表がありました。

 

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 論文区分での初合格であり、初回受験で合格することができました。

 昨年のデータベーススペシャリストと同様に、なんともぎりぎりの午後Ⅰ通過でした。問2の新傾向問題を選択したことから救われたのでしょうか。

 午後Ⅱについては、過去のリスク評価の問題(平成22年問1)をたまたま前日に復習していたこともあり、時間内になんとか論文を書ききった感触でした。先に掲載した再現論文のとおり、設問文の要求事項に対して全てを答え切れていなかったと思います。自戒を込めて、「最低水準のA評価」だったと思います。

 来春は昨年不合格だったITサービスマネージャ試験が実施される予定ですが、配置換えが予定されているため受験を見送ることになりそうです。IT関連の業務に携わる機会が得られたら、またチャレンジしていきたいと思います。

 


 

 

【令和2年10月】プロジェクトマネージャ試験(午後Ⅱ)

午後Ⅰの感触から採点に届かないと思いますが、後学のために再現論文を掲載します。問2を選択しました。感想からいうと、午後Ⅱも良くてB評価、多分C評価かと思います。

【そのように評価する理由】

・設問アの「リスクの理由」が不明確である。

・設問イの「リスク対応策」で、ステークホルダをコントロールしてしまっている。

・設問イの「リスク対応策」と設問ウの「実施状況」の辻褄が合わない。

 

設問ア(約750字)

第1章 私が携わったシステム開発プロジェクトの特徴と目標及び計画時に特定したリスクとその理由について

1.1 システム開発プロジェクトの特徴と目標

 官公庁である当庁では、基幹業務システムの利用者管理を利用者管理システムで一元管理を行っている。本システムは、A社パッケージソフトウェアを利用し、2019年12月末に現バージョンのサポートが終了する。2019年1月、本システムを新バージョンに更新するプロジェクトが立ち上がり、当庁情報管理課に所属する私がプロジェクトマネージャに任命された。

 本プロジェクトの特徴は、新バージョンで提供される機能について、当庁が全ての工程で主導する点である。また、プロジェクトの目標は、①生体認証の導入、②利用者の利便性を考慮したシステム設計、である。①は当庁の上級官庁からの導入の指示、②はかねてから利用者から利便性の改善要望があったからである。

1.2 計画時に特定したリスクとその理由

 本プロジェクトのスケジュールは、要件定義2ヶ月、外部設計3ヶ月、内部設計・製造・テスト4ヶ月、総合試験3ヶ月である。当庁が携わる工程は全てクリティカルパスとなっている。また、本システムはA社のサポートが必須であり、12月末までに全工程を完了することが必須である。そこで、本プロジェクトのスケジュールに影響するリスクを特定することで、リスクマネジメントを行うこととした。

 本プロジェクトでは、外部設計で利用者にプロトタイプを評価してもらう。このとき、利用者の参加度と利用者からの要望の難易度がリスクと特定される。また、生体認証はセキュリティレベルと利便性が相反するため、導入にあたり利用者の利便性が損なわれるリスクが存在する。これらについて、リスク評価を行い、リスク対応策を策定することとした。

 

設問イ(約1400字)

第2章 リスク評価の方法とリスク対応策の策定、及びリスクの監視の方法について

2.1 リスク評価の方法とリスク対応策の策定

 リスク評価は目標への影響度と発生頻度を評価し、これらに基づきリスク対応策を策定した。

(1)利用者の参加度に関するリスク評価

 外部設計は、プロトタイプを利用者が評価し、その評価結果に基づいて修正を繰り返し、外部設計書に反映させることで、利便性の目標を達成する。そのため、利用者が評価に参加できないと外部設計は進まず、工程全体のスケジュール遅延に直結する。そのため、利用者の参加度の影響は「大」と評価した。また、外部設計は当庁の人事異動期にあたり、利用者が多忙によって評価に参加できない可能性が高い。そのため、発生確率は「高」と評価した。

(2)利用者からの要求に関するリスク評価

 プロトタイプの評価に対して利用者が改善点や要望をあげたとき、これらをシステムに実装可能かどうかである。その難易度が高いと外部設計に反映することが困難となり、期日までに工程が完了しない恐れがある。そのため、利用者からの要求の影響は「大」と評価した。但し、生体認証については、一定のセキュリティレベルの維持が優先される、ある程度の利便性の低下は許容されると考え、その点は影響度を「中」と評価した。また、利用者にはシステムの詳細部分までを熟知する者は少なく、インターフェイス部分についての要望が多いと想定されるため、発生確率は「低」と評価した。

(3)リスク対応策の策定

 上記のリスク評価の結果、利用者の参加度については予防処置と発生時対策、利用者からの要求については発生時対策が必要であると考え、次のようにリスク対応策を策定した。

 利用者の参加度に関する予防処置は、当課から各所属に評価スケジュールを決めて所属で担当者を指定してもらい、確実に参加してもらえるように通知することである。また、幹部会に話題に上げてもらい、各所属長に評価への参加を促してもらうようにして、評価への参加の業務優先度を上げてもらうように働きかける。

 利用者の参加度に関する発生時対策は、外部設計がクリティカルパスに含まれることから、所属に対して評価担当者のスケジュールを調整してもらい、業務として評価に参加してもらうようにする。また、外部設計に携わる当課メンバを増員し、スケジュール遅延を取り戻す。

 利用者の要望に関しては、発生時対策を策定した。要望内容の実装が当課メンバでは困難であり、外部設計の進捗に影響すると判断されたとき、A社に専門要員を派遣してもらい、問題の解決にあたる。但し、生体認証に係るセキュリティ低下となる要望については、セキュリティレベルの維持の必要性を利用者に説明し、合意できるように折衝する。

2.2 リスクの監視方法

 本プロジェクトでは、EVMによる工数管理を採用している。この工数管理において、リスクの予兆と顕在化を判断し、対策を実施した効果を監視することとした。具体的には、外部設計では作成済み外部設計書のページ数を生産性の指標とし、生産性の低下がみられる場合を予兆として原因の分析と予防処置の効果を確認する。また、生産性の低下が回復しない場合をリスクの顕在化と判断し、発生時対策の発動を検討する。特に外部設計では、異動期となる3月下旬から4月上旬の工数の報告頻度を上げることで精度をあげ、予兆の早期把握とリスク対策の効果を早期に確認できるようにする。

 

設問ウ(約1000字)

第3章 リスク対応策とリスクの監視の実施状況及び今後の改善点について

3.1 リスク対応策とリスクの監視の実施状況

 要件定義を2月末に予定通り完了し、3月から外部設計に着手した。3月下旬になり、生産性の低下を認めたため、私はプロジェクトメンバからのヒアリングと各所属の状況を確認した。その結果、以下の状況にあることが判明した。

・プロジェクトメンバはプロトタイプの作成が完了しているが、利用者の評価が停滞しており、外部設計が進まない状況である。

・所属は、システム評価の参加は認識しているが、異動期の多忙により、そこまで手が回らない状況である。

 私は、この状況から計画時に特定したリスクが顕在化しつつあると認識し、以下のように対応を検討した。

・4月上旬までは、異動期の多忙により利用者の評価は見込み難いため、さらに生産性は低下する。そのため、発生時対策の発動の準備を行う。具体的には、当課メンバの増員の調整と所属への4月中旬からの評価担当者の選任の依頼である。

・4月中旬から集中的に外部設計の遅れを取り戻す対策を行い、5月末までの工程完了が見込まれるかを確認する。見込まれない場合は、一部機能の実装見送りを検討する。

 これらの計画をもとに、3月下旬から4月上旬の遅れを4月中旬から行った結果、4月末には利用者の評価が予定通りに進めることができた。

 5月上旬になって、生体認証に関する利用者からの要求において、セキュリティレベルが低下する問題が判明した。この問題に対しては、当課メンバだけでは解決できないと判断し、A社専門要員の協力を得て問題解決をし、5月末には予定どおり外部設計を完了した。

3.2 今後の改善点

 外部設計以降の工程は予定通りに進めることができ、12月末には全ての工程を完了した。当初の目標であった、生体認証の実装と利用者の利便性を考慮したシステム設計についても達成できた。この結果は、外部設計におけるリスクマネジメントが功を奏した結果である。

 しかしながら、今後改善すべき点もある。メンバ以外のステークホルダが関与する工程は、スケジュール及びコスト面で不確定要素が多い。その中で、予め明らかとなるリスクについては、極力プロジェクト計画前に回避できるようにすべきであったと考える。今回の外部設計が異動期に重なる計画は、今後は時期をずらす等の改善が必要であると考える。

 今回実施したリスクマネジメントは、今後の当庁の開発プロジェクトの参考になるようにしていきたい。

- 以 上 -

【令和2年10月】プロジェクトマネージャ試験(午後Ⅰ)

問2

設問1
(1)ア サービス  イ 価値
(2)PMの意見に同調することなくメンバ自身の考えを引き出した結果
設問2
(1)継続的かつ迅速にサービスの提供価値を高めること
(2)
全員で議論して合意した意図:メンバ全員が行動の基本原則の策定に参画させる意図
明文化して共有する意図:メンバが行動の基本原則を自律的に遵守し責任をもたせる意図
設問3
(1)消費者
(2)ST間で稼動に不均衡が発生する課題
(3)横断的なコミュニケーション
(4)詳細かつ具体的な指示を控えメンバ自身が考えて行動させる

【自己採点】 29点/50点

設問1(1)ア 誤(0点) イ 正(4点) (2)正(6点)

設問2(1)正(5点) (2)合意:誤(0点) 共有:誤(0点)

設問3(1)正(3点) (2)正(5点) (3)誤(0点) (4)正(6点)

【振り返り】

設問1(1)アはiTECは「時間を含めた資源投下」、TACは「リリース間隔」としていました。”顧客視点からみた生産性”で、”生産性”は、コスト(iTEC案)、時間(TAC)が要素として扱われていると考えるべきでした。午前Ⅱにもそんな考え方がありましたね。

設問2(2)全員で議論して合意した意図は、「実行可能性」または「当事者意識」がキーワードだったと思います。ITサービスマネージャのSLAでも、"合意"には、実行可能性、妥当性、責任分界の意味がありました。明文化して共有する意図は、「誤りない共通認識」がキーワードだったと思います。”明文化”は、全員が”誤りなく”認識するために必要でした。

設問3(3)”異なる視点から改善のアイディアを得る”には、ST間でコミュニケーションをとる必要があります。問題文も9ページ5行目で”STを横断したメンバ間のコミュニケーションは少ない”とありました。大問の開発が「アジャイル開発」なので、その内容からすると「レトロスペクティブ(振り返り)」が模範解答なのでしょう。ただ、字数からすると解答の幅は大きいと思います。

 

問3
設問1
(1)カスタマイズにより来年4月に人材管理システムが稼動しないリスク
(2)SaaSで人材情報の一元管理と正確なデータ分析を可能にさせる狙い
(3)第2段階で利用する予定の機能を含めた標準機能を確認する狙い
設問2
(1)人材管理システムで透明性のある人事評価を行う役割
(2)利用者要求事項においてカスタマイズが必要な要求の発生を抑止する効果
設問3
(1)メンバの認識齟齬で、プロジェクトが手戻りするリスク
(2)要件定義の策定経緯及び内容の証跡として利用できるから

【自己採点】 29点/50点

設問1(1)正(7点) (2)誤(0点) (3)誤(0点)

設問2(1)誤(0点) (2)正(8点)

設問3(1)正(7点) (2)正(7点)

【振り返り】

設問1(2)「標準データ項目仕様」のことについては、13ページ18行目に書いてありました。つまり、A社SaaSの標準機能を利用するための”制約事項”。私は、12ページ21行目の「人材情報の一元管理と正確なデータ分析」に着目しておりましたが、これは”目標”であって、このときのS課長の狙いとは、「標準機能を利用すること」が主眼だったようです。

設問1(3)キャリア形成の推進は第2段階の目標。「キャリア形成機能の評価は第1段階では効果の創出は難しい」と判断されたが、「第1段階から部分的に利用した」狙いは、13ページ25行目の箇条書きを受けて、第2段階の目標達成の準備を第1段階から行うことが狙い。私はここで標準機能の利用に着目してしまっていました。

(2)(3)とも設問1の[A社のSaaSの利用方法〕の範囲でまず探して検討すべきでした。

設問2(1)各部の部長及び課長は、「人事評価を行う立場にある利用者」であり、この人たちの役割とは、プロトタイプを実際に利用して利用者要求事項を出すのが、プロジェクト内での役割でした。つまり、開発における利用者の要件定義への参加です。なので、15ページ7行目の部分が解答なのでしょう。私の解答は、人材管理システムの目標となってしまっていました。

 

【令和2年10月】プロジェクトマネージャ試験

10月18日(日)にプロジェクトマネージャ試験を受験してきました。

この試験は例年春期に実施されますが、今年はコロナ感染症の影響で春期は中止になり、半年繰り下げての実施でした。

残念ながら、昨年不合格だったITサービスマネージャ試験の実施は今年は見送りになりました。(令和2年9月18日IPA発表)

午前Ⅱを早速自己採点したところ、20問正解(80点)でした。

 

【間違えた問題の振り返り】

問2 

アは「品質の計画」、イは「プロジェクト作業の指揮」(実行フェーズ)、ウは「変更の管理」

問8

「資源平準化」は、リソース制約条件に基づいて開始日と終了日を調整する手法。クリティカルパスの変更が起こりえる(選択肢ア)。対して、「資源円滑化」は、アクティビティの着手時期をフロート内で調整して、資源要求量の上限を超えないようにする手法。(選択肢イ)

問14

イ、ウは「情報の配布」(実行フェーズ)、エは「コミュニケーションの管理」(管理フェーズ)

問19

アは「室内負荷」、イは「外気負荷」、ウは「日射負荷」の各軽減策

問24

エ 脆弱性を評価する基準は、「基本評価基準」、「現状評価基準」、「環境評価基準」

 

次の記事から、午後Ⅰ、午後Ⅱについて書こうかと思います。 

【令和元年秋期】ITサービスマネージャ試験 合格発表と反省

 10月20日(日)に受験したITサービスマネージャ試験の合格発表がありました。

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 予想はしておりましたが、残念ながら午後Ⅰで不合格でした。

 この記事では、先日公開された公式解答と私の解答をもう一度振り返ってみたいと思います。

配点はTACの予想配点を利用しています。

 

問1 予想点数 26/50点

設問1

(1) 正(8/8点)

私の解答:初回回答の経過時間が長くなるのは、SDからのエスカレーション先が技術課である

公式解答:エスカレーション先が技術課の場合,初回回答までの経過時間が長い。

 これは概ね公式解答と内容が同じだったかと思います。

(2) 部分点?(4/8点)

私の解答:スキャナの障害について、SDが エスカレーションせずに切り分けた件数の割合

公式解答:エスカレーション先の技術課に依頼することなく,対応完了となった問合せの割合

「切り分け」と「対応完了」には違いがあります。SDの業務については、「切り分け」は過程に過ぎず、本問については「対応完了」という用語を用いるべきでした。

(3) 誤(0/6点)

私の解答:SDからの初回回答経過時間が3時間付近

公式解答:完了日時欄が“受付”又は“対応中”

これは明らかに誤答。どのインシデントを抜き出せばよいか分かりませんでした。

(4) 誤(0/6点)

私の解答:改善案の実施結果を評価する

公式解答:定期的な顧客アンケート調査の実施

これも明らかに誤答。何を解答するのか分かりませんでした。

設問2 正(8/8点)

私の解答:利用者の問合せのうち、FAQに掲載されている内容である問合せが減少すること

公式解答:SDへの問合せ総件数に占める、FAQに掲載されている問合せ内容の減少率

概ね公式解答の内容と一致。

設問3

(1) 正(6/6点) 私の解答:3 公式解答:3

(2) 誤(0/8点)

私の解答:顧客が画像データを送信してから、顧客が情報データ化された内容を確認できるまでの時間

公式解答:名刺画像の送信から顧客DBに登録されるまでの時間帯別の平均待ち時間

「顧客DBに登録されるまでの待ち時間」と「時間帯別」がキーワードだったようです。

 

問3 予想点数 26/50点

設問1 部分点?(4/8点)←もしかしたら正?
私の解答:再起動作業を2人のオペレータが担当し、再起動の実施と画面の確認を分担する

公式解答:項番4で"S101が正常"と表示されていることを複数のオペレータが確認する。

「クロスチェック」がキーポイントだから私の解答はダメかなと思っていましたが、もしかしたら「複数の(2人以上の)オペレータ」がキーポイントだったかもしれません。

設問2
(1) 誤(0/7点)

私の解答:顧客対応作業に追われ、運用監視業務に十分な時間が取れない

公式解答:ヒヤリハットの合計件数が全チーム平均より多い。

的外れな解答をしていました。
(2) 誤(0/7点)

私の解答:顧客業務又はシステムの運用監視業務に影響を与えるヒヤリハット の発生率が高い

公式解答:軽微なヒヤリハット発生件数が全チーム平均より多い。

対象とするチームを誤っていました。

設問3
(1) 正(6/6点)

私の解答:ヒューマンエラー事象の原因

公式解答:ヒューマンエラー事象の原因

(2)  誤(0/6点)

私の解答:合計発生数中の当該項目の発生数の割合

公式解答:ヒューマンエラー事象の合計発生件数

やはりパレート図の棒グラフは件数を示すものでした。

(3) 正(8/8点)

私の解答:①②③⑥  公式解答:②①③⑥(順不同)

(4) 正(8/8点)

私の解答:63 公式解答:63

 

 

 

【令和元年度秋期】ITサービスマネージャ試験 午後Ⅰ(問3)

問3 自己採点 iTEC 15/50  TAC 22/50
設問1
再起動作業を2人のオペレータが担当し、再起動の実施と画面の確認を分担する

自己採点:iTEC、TACともに誤

【コメント】再起動作業を一人で担当していることが問題で、「チームの特性」を考えれば、作業自体を複数担当にすればよいところまでは分かりましたが、その際は「クロスチェック」が必要で、「分担」では根本的な解決にはならなかったです。


設問2
(1) 顧客対応作業に追われ、運用監視業務に十分な時間が取れない

自己採点:iTEC、TACともに誤

【コメント】チームaとbに関してなのですが、「危険に分類されるヒヤリハット」が多くなっていることはつかめましたが、「担当する顧客から臨時で追加作業依頼を受けることが多い」のような運用上の特性について答える必要があるのかと思い、全く見当違いな解答をしてました。


(2) 顧客業務又はシステムの運用監視業務に影響を与えるヒヤリハットの発生率が高い

自己採点:iTEC、TACともに誤

【コメント】ここも全く問題が読めていませんでした。”インシデント=ヒューマンエラー”という思い込みで解答していた(上位2チームをチームaとbと考えていた)ため、表2の「インシデント件数」を考慮できていませんでした。上位2チームはチームaとcでした。

設問3
(1) ヒューマンエラー事象の原因

自己採点:iTEC、TACともに正
(2) 合計発生数中の当該項目の発生数の割合

自己採点:iTEC、TACともに誤

【コメント】パレート図は棒グラフに件数を、折れ線グラフに累積発生率を表すものでした。
(3) ①②③⑥

自己採点:iTEC、TACともに正
(4) 63 (%)

自己採点:iTEC、TACともに正

【令和元年度秋期】ITサービスマネージャ試験 午後Ⅰ(問1)

問1 自己採点 iTEC 4/50  TAC 6/50
設問1
(1) 初回回答の経過時間が長くなるのは、SDからのエスカレーション先が技術課であること

自己採点:iTEC、TACともに誤

【コメント】「サービス目標値の達成が危ぶまれた事象に共通する内容」についての問題。

表3からエスカレーション先が”技術課”のときに初回回等時間が160分,175分となっており、3時間ギリギリとなっているというところまでは読めたのですが、設問は「事象」を問うているため、「SDで解決できない」または「ハードウェアに関連している」という内容を書くべきでした。


(2) スキャナの障害について、SDがエスカレーションせずに切り分けた件数の割合

自己採点:iTEC、TACともに誤

【コメント】「KPI(重要業績指標)は何か」という問い。iTECの解答例(割合論)に照らすと、「手順書を用いて」が必要でした。TACの解答例に照らすと、スキャナ障害自体の発生件数で考えれば、最後は割合でなく「件数」とすべきでした。

 

(3) SDからの初回回答経過時間が3時間付近

自己採点:iTEC、TACともに誤

【コメント】初読のときには全く解答が浮かびませんでした。サービス目標が「初回回等時間3時間以内」という内容なので、設問1(1)のような問合せを抽出すべきかなと思い解答してました。


(4) 改善案の実施結果を評価する

自己採点:iTEC、TACともに誤

【コメント】ここも初読で全く解答が浮かびませんでした。「定期的に現状を把握して表2の改善プロセスが回るよう・・」とあるのですが、表2で扱うデータが顧客アンケートと連想して解答することすら思い浮かばず、もう当たり前のことを適当に書いてました。


設問2
利用者の問合せのうち、FAQに掲載されている内容である問合せが減少すること

自己採点:iTEC、TACともに誤

【コメント】顧客からの問合せのうちでFAQに掲載されている内容の問合せがどうなるかまでは分かったのですが、「減少すること」といった内容はあくまでも「目標」の部分なのでここが誤り。


設問3
(1) 3

自己採点:iTEC、TACともに正

【コメント】ここはなんとなく。ただ、項番2の内容も含むかと思いましたが、「サービス目標」には顧客DBの正確性までは含んでいないようなので外しました。


(2) 顧客が画像データを送信してから、顧客が情報データ化された内容を確認できるまでの時間

自己採点:iTEC、TACともに誤

【コメント】ここも初読で全く解答が浮かびませんでした。「カタログ目標値(送信後60分以内で顧客DBに登録する)について達成が危ぶまれる事象がないかデータを分析しておく」ということなので、サービス全体の応答時間を対象と考えておりました。