【平成30年秋期】ネットワークスペシャリスト試験 午後Ⅰの自己採点結果
問2と3を選択しました。
自己採点結果 44/50(iTEC) 42/50(TAC)
問2
設問 | 小問 | 自分の解答 | iTEC解答例 | TAC解答例 |
1 | ア | ICMP | ICMP | ICMP |
イ | IPアドレス | IPアドレス | IPアドレス | |
ウ | UDP | UDP | UDP | |
エ | コミュニティ名 | コミュニティ名 | コミュニティ名 | |
2 | (1) | デフォルトゲートウェイ | デフォルトゲートウェイ | デフォルトゲートウェイ |
(2) | VRRP広告メッセージ | VRRP広告 | VRRP広告 | |
(3) | VLAN100,VLAN200, VLAN300 |
VLAN100,VLAN200, VLAN300 |
VLAN100,VLAN200, VLAN300 |
|
3 | (1) | p2 | p2 | p2 |
(2) | スパニングツリー再計算中は通信不可となったから | スパニングツリー再構築中で経路がなくなったから | スパニングツリーの再構築が終わる前に送信されたから | |
4 | (1)エージェント | フロアSW1 | フロアSW1 | フロアSW1 |
(1)マネージャ | 監視サーバ | 監視サーバ | 監視サーバ | |
(2)ポーリング | ポーリング間隔中に障害が復旧すると監視サーバで障害検知ができない問題 | 短時間で復旧する状態変化を監視サーバで検知できない問題 | 状態変化の検出が最大で5分遅れてしまう | |
(2)トラップ | エージェントと監視サーバが通信不可の場合、監視サーバで障害検知ができない問題 | トラップとマネージャ間の通信経路障害を監視サーバで検知できない | スパニングツリーの再構築完了前に送信するとSNMPマネージャに届かない | |
(3) | SNMPマネージャとの通信が復旧するまでイベントを保持し、復旧後に再送する動作 | 応答確認を受信するまで再送をくり返す動作 | スパニングツリーの再構築が完了するまでインフォームのメッセージの再送信を繰り返す |
【受験した感想】
ネットワーク監視に関することがメインの問題。過去問では平成22年度の午後Ⅰ(問2)ぶりぐらいの出題で、試験対策はあまりしていなかった。ただ、今年は私が勤める会社で大規模なネットワークリプレースがあり、そのときにネットワーク監視のことについて少し勉強はしていたので、そのときの知識が役立った。自分としてはそれなりに落ち着いて取り組めたと思う。ネット上でもそんなに大騒ぎしていないことからすると、そんなに難しくない問題だったかな?
【設問別の感想】
設問1のウ 「RFC768」、「トランスポートプロトコル」ということから最初は「UDP」と答え、問2を最後までとき終わった段階でなぜか「SNMP」と訂正していた。試験終了直前で見直していて、やっぱり「UDP」と書き直して提出。
設問2(1)「VRRPの冗長化対象」というのが図1から判断できず最初は飛ばしたが、途中で「PC及びサーバに設定する情報」に気づき、「デフォルトゲートウェイ」を思い出した。
設問4(1)SNMPエージェントにあたるのはネットワーク機器が図1から候補がありすぎて、しかも解答欄は明らかに1つくらいのスペース。とりあえず図2に出てきた「フロアSW1」と書いておいた。iTECは図1の「サーバSW」、「コアSW1」、「コアSW2」、「フロアSW1」~「フロアSW4」のいずれか1つが正解としているよう。
設問4(2)ポーリングの問題、今年の仕事でSEと議論した内容(私はユーザの立場)。ポーリング間隔が長すぎると、障害の発生と復旧が間に潜ってしまい分からなくなるという問題は運用の立場からして切実な問題なので、直感にまかせて解答。iTECは私の解答と同じような内容だったが、TACは「検知の遅れ」を出してきている(よって自己採点のTAC予想では誤答と判断)。どっちも正答のような気がするけど、公式はどんな解答例を出すのだろうか?
設問4(3)SNMPv2cの機能「SNMP Inform」については、試験前日にとある掲示板で誰かが出題予想していてズバリ的中した問題。ただ、残念なことに私はその詳しい動作まであまり勉強しておらず、本文の内容から動作を予想することになってしまった。TCPの再送機能みたいな動作を連想してそのとおりに解答してみたが、どうやらInformメッセージに再送間隔を制御する仕組みは無く、ネットワーク障害の場合はInformメッセージを再送し続ける仕組みのよう。でもこれって長時間の基幹ネットワーク障害の場合は復旧時に大量に送られそうだなぁ。
この大問で唯一いずれの自己採点方式でも誤答とした。