sue-chanの情報処理技術者試験受験記録

現在チャレンジしている情報処理技術者試験について書いていこうかと思います

【令和2年10月】プロジェクトマネージャ試験(午後Ⅰ)

問2

設問1
(1)ア サービス  イ 価値
(2)PMの意見に同調することなくメンバ自身の考えを引き出した結果
設問2
(1)継続的かつ迅速にサービスの提供価値を高めること
(2)
全員で議論して合意した意図:メンバ全員が行動の基本原則の策定に参画させる意図
明文化して共有する意図:メンバが行動の基本原則を自律的に遵守し責任をもたせる意図
設問3
(1)消費者
(2)ST間で稼動に不均衡が発生する課題
(3)横断的なコミュニケーション
(4)詳細かつ具体的な指示を控えメンバ自身が考えて行動させる

【自己採点】 29点/50点

設問1(1)ア 誤(0点) イ 正(4点) (2)正(6点)

設問2(1)正(5点) (2)合意:誤(0点) 共有:誤(0点)

設問3(1)正(3点) (2)正(5点) (3)誤(0点) (4)正(6点)

【振り返り】

設問1(1)アはiTECは「時間を含めた資源投下」、TACは「リリース間隔」としていました。”顧客視点からみた生産性”で、”生産性”は、コスト(iTEC案)、時間(TAC)が要素として扱われていると考えるべきでした。午前Ⅱにもそんな考え方がありましたね。

設問2(2)全員で議論して合意した意図は、「実行可能性」または「当事者意識」がキーワードだったと思います。ITサービスマネージャのSLAでも、"合意"には、実行可能性、妥当性、責任分界の意味がありました。明文化して共有する意図は、「誤りない共通認識」がキーワードだったと思います。”明文化”は、全員が”誤りなく”認識するために必要でした。

設問3(3)”異なる視点から改善のアイディアを得る”には、ST間でコミュニケーションをとる必要があります。問題文も9ページ5行目で”STを横断したメンバ間のコミュニケーションは少ない”とありました。大問の開発が「アジャイル開発」なので、その内容からすると「レトロスペクティブ(振り返り)」が模範解答なのでしょう。ただ、字数からすると解答の幅は大きいと思います。

 

問3
設問1
(1)カスタマイズにより来年4月に人材管理システムが稼動しないリスク
(2)SaaSで人材情報の一元管理と正確なデータ分析を可能にさせる狙い
(3)第2段階で利用する予定の機能を含めた標準機能を確認する狙い
設問2
(1)人材管理システムで透明性のある人事評価を行う役割
(2)利用者要求事項においてカスタマイズが必要な要求の発生を抑止する効果
設問3
(1)メンバの認識齟齬で、プロジェクトが手戻りするリスク
(2)要件定義の策定経緯及び内容の証跡として利用できるから

【自己採点】 29点/50点

設問1(1)正(7点) (2)誤(0点) (3)誤(0点)

設問2(1)誤(0点) (2)正(8点)

設問3(1)正(7点) (2)正(7点)

【振り返り】

設問1(2)「標準データ項目仕様」のことについては、13ページ18行目に書いてありました。つまり、A社SaaSの標準機能を利用するための”制約事項”。私は、12ページ21行目の「人材情報の一元管理と正確なデータ分析」に着目しておりましたが、これは”目標”であって、このときのS課長の狙いとは、「標準機能を利用すること」が主眼だったようです。

設問1(3)キャリア形成の推進は第2段階の目標。「キャリア形成機能の評価は第1段階では効果の創出は難しい」と判断されたが、「第1段階から部分的に利用した」狙いは、13ページ25行目の箇条書きを受けて、第2段階の目標達成の準備を第1段階から行うことが狙い。私はここで標準機能の利用に着目してしまっていました。

(2)(3)とも設問1の[A社のSaaSの利用方法〕の範囲でまず探して検討すべきでした。

設問2(1)各部の部長及び課長は、「人事評価を行う立場にある利用者」であり、この人たちの役割とは、プロトタイプを実際に利用して利用者要求事項を出すのが、プロジェクト内での役割でした。つまり、開発における利用者の要件定義への参加です。なので、15ページ7行目の部分が解答なのでしょう。私の解答は、人材管理システムの目標となってしまっていました。